独り追いかけっこ \ 風が髪を揺らした。 そう感じたのは俺じゃなくて結人。 この空間が一番落ち着く。 そう言ったのは、俺じゃなくて一馬。 かさかさと音を立てる木の葉。 その隙間からまぶしい木漏れ日。 太陽と空と雲と ・・・・・・・・・ 一馬。 風と海と夕日と ・・・・・・・・・ 結人。 月と星と闇と ・・・・・・・・・ 自分。 全てがいいバランスを保っているんだ。 何か1つでも欠けると、ダメなんだよな・・・・・・・ ときには立ち止まって、 先に歩く友を追いかけ … 空に向かって名前を呼べば 振り向いて俺の名前を呼ぶ友。 時と共に刻まれる光と影の印 待っててくれる人がいるから どこまでも、独り追いかけっこ fin. 戻 novel あとがき。 話自体は短いけど9話+序章。 最初は真宮からのリクで三若を書くつもりでした。 が!しかし。こうもガラリと変わってしまうとは… ちょうど英士クン誕生日だったのでラッキィでした。 友情を描いてみたのですが、シリアスチックですねぇ…。(汗 よろこんでもらえれば書いたかいがありますv