貰い物v









レモンソーダー




    

「ねーぇ藤代ー、オレさー藤代と2人でしたいことあるんだー。」

寮の部屋で、竹巳をおいだして若菜と2人っきりになってしばらく。

雑誌を読んでいた俺の顔を覗き込んで若菜がそんな事を言ってきた。

「何?何したいの?」

2人でしたいことなんていわれて、あれこれいけない妄想を繰り広げてしまったオレは、

とびっきりの笑顔で聞き返す。

「じゃぁ、準備するから待っててよ。」

そう言って若菜はオレに背を向けテーブルの上で何かをしている。

そんな若菜にオレの期待はどんどんふくらむばかり。

やっぱり2人ですることといったら・・・・・・・・だろ。

いつもみたいに恥ずかしがって顔をかくしたりするのもいいけど、

今みたいに積極的なのも・・・・


「・・・・・・しろ・・・・・ふじしろ・・・・・・・・藤代!!」

「あっごめん、何!?」

あまりにも自分の世界に浸ってしまったため若菜の呼びかけに気付かなかったもよう。

・・・・・反省。

「ムシするなんてひでーよ。オレ何回も呼んだんだぞ?」

「ごめんって・・・・・で、準備できた?」

「できたよ!完璧!!」

そう言って若菜が見せてきたのは、

ソーダーが入り、その横にレモンが指してあるストローの2本入ったグラス。

もちろんグラスは1コだ。

「わ、若菜・・・・?」

「オレさ、1回でいいから1つのコップから2人で飲んでみたかったんだv」

へへっと頬を赤らめて笑う若菜。

かわいい・・・・・かわいいけどっ・・・・・っ!(何

オレが返事を返さないでいると若菜はしばらくじっとオレのことを見つめて、

「藤代・・・やっぱしてくんねーの・・・・?」

涙目の上目使いで言うのは反則。

むしろオレはもっと別の時に言って欲しい。

「藤代・・・・オレとやるの・・・イヤ?」

いいえ! イヤじゃないです! めちゃくちゃヤりたいです!(違

若菜が目にさらに涙を溜める。

そういやこいつ自分の好きなときに泣けるんだ・・・・
別に泣いてもらってもいいけど・・・・。


数分の戦い(?)のすえ、オレは今青いソーダーをすすっている。

結局、若菜のかわいさに負けたってこと。

若菜はというと、グラスにささってたレモンをほうばって百面相してる。

――すっぱいらしい。



「藤代。サンキュな。」

そう言って笑う若菜はスゴい満足そうで。

でもさんざん期待させられた俺って・・・・

なんかスッゲーかわいそう。

ってことで、オレはその後すぐに若菜をいただかせてもらいました。






END.



↓作者コメント→

コレめっちゃはやく終わった。

20分くらい(笑

やっぱ専門甘々らしい・・・(笑

フジシロが変態でスイマセン

――――――――――――――――――――――――――

20分で書き上げたんだ!?早いね〜!
さすが真宮は甘々専門v(笑
変態なんて気にしないでv
むしろもっとイきすぎてイイよvv(爆死
・・・・ス、スイマセン変態はあたしの方です・・・(反省
とにかくありがとうでした★


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